ワンピース ベガパンクの死亡が確定しました。
”空白の2週間” で明かされた時系列の矛盾。
肉体的な ”死” と 生存する”脳” 。
”概念の違い” は『何をもって死とするか』。
天才科学者Dr.ベガパンクがもたらした ”勝利” とは何なのか?
解き明かしていこうと思います。
ワンピース ベガパンク死亡! 心肺停止
漫画第1108話から、ベガパンクの配信が始まりました。
自身の ”心肺停止” と共に配信されたのです。
つまり、この段階でベガパンクは死亡したことになります。
ベガパンクは、サテライトの一人、ヨークの裏切りにより世界政府から命を狙われます。
これらに関しては、以下の記事で確認ください。
ワンピース ベガパンクの裏切り者はヨーク!戦桃丸や黄猿も?ステューシーは?
ワンピース ステラ ベガパンクとサテライト分身体6人がアニメ第1095話で全員登場!
ベガパンクは、サターン聖により身体を貫かれます(漫画第1106話)。
とどめを指したのは黄猿です(漫画第1108話)。
ベガパンクの遺体は、巨兵海賊団の海賊船グレート・エイリーク号に寝かされています。
麦わらの一味は、巨兵海賊団の力を借り、何とかエッグヘッドから脱出したのです。
最後にベガパンクと会話を交わしたのはサンジでした。
ベガパンク「助けんでいい…! そのままそこで死なせてくれ!!・・・私が死ねば何か起きる気がするんじゃ!!」(漫画第1123話)
サンジからしたら、自殺願望に思えても仕方ありません。
必死に助けようとしたサンジからしたら、とんでもない事ですが、それは『空白の2週間』で明らかになります。
ワンピース ベガパンク死亡! 空白の2週間の時系列一覧
ベガパンクの配信が始まった直後。
何故、この配信が始まったのか?
何故、政府に命が狙われているとわかったのか?
幾つもの謎がありました。
その謎が解けたのが、漫画第1123話の『空白の2週間』です。
ベガパンクが死に至るまでの時系列を頭だけで整理するのは中々難しいところがあります。
見やすく一覧にまとめます。
3ヶ月前 ~ |
・ヨーク(欲)が、ベガパンクの ”空白の100年” の研究を世界政府へ密告し
・ヨークは、自らの重要度を示すため政府にマザーフレイムを提供 ・政府は、事実確認の為、諜報部員を派遣するが、ヨークに捕らえてしまう ・政府がベガパンクの抹殺が決定 |
2週間前 | ベガパンク、シャカ(正)、ピタゴラス(知)の三人が、マザーフレイムの盗難に気付く |
1週間前 | ベガパンクらが、犯人がヨークと特定 |
6日前 | ルルシア王国が消滅 |
2日前 | ・ベガパンク、シャカ、ピタゴラスは、配信動画撮影を結構
・配信電伝虫をエメト内に隠す ・ベガパンク、シャカ、ピタゴラスは、自らの過去2週間の記憶を消去 |
1日前 | ・“麦わらの一味” がエッグヘッドへ上陸
・ベガパンクがルフィに『助けてクエーサ~~!!』 |
ベガパンクは、自らの避けられない死を有意義なものにするために配信を用意したのです。
記憶が消えていたので、ヨークから自分が犯人だと聞かされた時は本当に驚いた。
この事で、ヨークは自身の犯行が成功すると疑いもしなかったという訳です。
ベガパンクは、一枚上手でした。
ベガパンクの配信についてはこちらの記事をご覧ください。
ベガパンクの配信全文「世界は海に沈む」は “ひとつなぎの大秘宝” を手に入れる者に託される!
もちろん、死なずに済めばそれに越したことはないでしょう。
記憶を消した後の自分自身のことも信じていたのでしょう。
しかし、そこには概念の違いがあるのです。
ワンピース ベガパンク死亡! 死の概念の違い『何をもって死とするか』
ベガパンクは、”死” に対する特別な概念を持っていたのです。
それはやはり、自分と同じ思考を持つサテライトの存在あってのことではないでしょうか。
サテライトに関してはこちらの記事で説明しています。
ワンピース ステラ ベガパンクとサテライト分身体6人がアニメ第1095話で全員登場!
リリスは、麦わらの一味がエッグヘッドから助け出せた、ただ一人のサテライト。
リリス「わしが泣いたのはみんなの死が悲しいからじゃ。しかしそれはお前達の概念での話。実を言うと・・・みんな生きておる。でもお前達にしたら死んどる」(漫画第1125話)
リリスの言う「みんな生きておる」ここをどう解釈するかだと思うのです。
ベガパンクは、世界一の頭脳を持つ科学者で ”ノミノミの実” の能力者。
数々の発明品を世に送り出した自身の ”脳” には自信を持っているはずです。
なので、心肺が停止し肉体的な ”死” を迎えても、パンクレコーズに格納された ”脳” が生きていることに重きを置いたのではないでしょうか。
そして、パンクレコーズはサテライトが守ってゆきます。
ワンピース ベガパンク死亡! 我々の勝利とは?
現在のパンクレコーズは、島雲で浮遊している状態です。
エジソンは、研究層(ラボフェーズ)ごと持ち去ろうとしましたが、ヨークの妨害に会い、パンクレコーズだけ島雲に乗せ、切り離しました。
今は、シャカ、エジソン、ピタゴラス、アトラスの4体の合体型サテライトの手中にあります。
ヨークも念波で、パンクレコーズを読むことはできますが、実質的に有形型で渡るよりは良しとしています。
ヨークは、ガーリング聖の部下となりました。
ワンピース フィガーランド・ガーリング聖 登場回アニメ・漫画は何巻何話?
ベガパンクの夢を覚えていますか?
ベガパンク「私はいつか科学でこんな世界を作りたい。世界中に無償でエネルギーが行き渡る世界」(アニメ第1098話・漫画第068話)
また『自身の ”脳” を世界中で共有したい』とも言っていました。
これらには、計り知れない年月がかかります。
シャカ曰く、500年だそうです。
しかし、サテライトにとって時間は関係ありません。
予備のパーツがいくつもあり、復活も可能とわかりました。
ベガパンク「私は死ぬが…ただでは死なん!!!・・・これから起きる最悪の事態こそ…我々の勝利である!!!」
今後は、ウェザリアのハルダスさんにも協力を得て、パンクレコーズは守られ、ベガパンクの夢の実現に向かったいくと思われます。
この言葉の通り、ベガパンク達の勝利と言えるでしょう。
ワンピース ベガパンク死亡 ”空白の2週間” で判明した ”死の概念の違い”とは? まとめ
ベガパンクの死亡が明らかになりました。
ベガパンクの配信の矛盾点は、『空白の2週間』で明らかになりました。
ベガパンク本体(ステラ)の肉体の ”死” 。
パンクレコーズで生きている ”脳” 。
特別な ”死” に対する概念を持っていたベガパンク。
サテライトのシャカ、エジソン、ピタゴラス、アトラスにより、パンクレコーズ(ベガパンクの脳)は今後も守られています。
それが、天才科学者Dr.ベガパンクがもたらした ”勝利” なのです。
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